イベントタイトル | 若い先生のための新学期直前教育講座 |
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日程 | 2014年3月28日 (金) 10:10~16:00 |
テーマ・内容 | 1)国語科,理科,社会科,算数科と言語活動 2)新学期に向けてパワーアップ! ~講師と一緒にフリートーク~ |
場所 | あうるすぽっと 会議室B |
開催レポート |
2014年3月28日,若い先生方を対象に国語科・社会科・算数科・理科と言語活動についての講座が開催されました。 冒頭,NPO法人「全国初等教育研究会」柳瀬修理事長による挨拶の後,新しい学年を迎えるにあたっての教師の心得についての講演がありました。 求められる教員像として,①高い倫理性と人間力魅力のある教員,②確かな指導力のある教員,③社会人としての資質の備わった教員を挙げていました。 続いて,今回のテーマである各教科と言語活動についての講演に移りました。「言語活動」の充実には思考力・判断力・表現力を育む事が大切であり,教科ごとに具体的な言語活動例を提示しながら説明がなされました。 まず国語科では,基本的な国語の力の定着,言葉の美しさやリズムの体感,記録・要約・説明・論述によって言語活動を行う能力を培うことができます。つまり,『正しく美しい日本を話すことのできる豊かな心をもち,たくましく生きる人間の育成』を目指しています。 算数科では,言語活動は算数的活動の中で行われている。数のモデル,式,算数用語などを用いて自分で考え解決しようと思考を巡らす自力解決(思考的表現)と,考え方や方法をやりとりしてよりよいものを得ようとする学び合い(説明的表現)の2つの場面で育まれます。 理科・社会では,体験から感じ取ったことを表現する,事実を正確に理解し伝達する,概念・法則・意図などを解釈し説明したり活用したりする,情報を分析・評価し論述する,課題について構想を立て実践し評価・改善する,互いの考えを伝え合い自らの考えや集団の考えを発展させることで育まれますす。 休憩を挟んで教科ごとの分科会が行われ,新学期の授業開きにあたってのポイントや先生方からは日頃の授業研究や教材研究に関する質問が飛び交い,活発な議論が展開されました。その後,全体で教科ごとの話し合いを振り返り,会を終えました。 今回の講座を終えて,若い先生方が日常の授業や教材に対して悩みを抱えておられることが再認識できました。 今後も引き続きすぐに使える実践や活用法を紹介し,若い先生方の役に立つ講座を開催していきたいと思っております。 ■挨拶 NPO法人全国初等教育研究会 理事長 柳瀬 修 ■講義 (1)国語科と言語活動 福本 菊江 (2)理科と言語活動 太田 由紀夫 〈昼食〉 (3)社会科と言語活動 加藤 良子 (4)算数科と言語活動 山﨑 憲 ■分科会 新学期に向けてパワーアップ! 講師プロフィール 福本菊江 :全国小学校国語研究会顧問 全国創造国語研究会顧問 全国小学校国語研究所 太田由紀夫:元東京都小学校理科教育研究会副会長 帝京大学小学校副校長 帝京大学客員教授 加藤良子 :元公立小学校教諭で,各区の社会科部に所属 江戸東京博物館展示ガイドボランティア 山﨑 憲 :元東京都算数教育研究会会長 東京学芸大学講師 東村山算数教室主催 |
主催 | 【主催】JEES 【協力】株式会社 教育同人社 |